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3/12/2006

憂鬱とお笑いの星の下に

ユリイカがこんな特集をやってたんですね。"煙草異論"煙草とエクリチュールとかって、なんかほのかにおもしろいんですけど。メメント・モリ・・・一服しながらってことでしょうか?
そんな特集やってたこと、中島らもインタヴュー 憂鬱とお笑いの星の下にで知ったんですけど。ちなみにこのインタヴューもユリイカでのモノみたいです。特集、鬱。「何だ? この、ユーウツは!!」って台詞、鈴木慶一か村上“ポンタ”秀一がなんかのインタヴューで言ってたような気がする・・ってそんなこと別に書かなくてもいいことなんですけどね。あっ、ムーンライダーズの特集があった。薔薇がなくちゃ生きてゆけないんだってば!ユリイカって毎号チェックしてるわけじゃないんだけど、バックナンバー見てたら読みたいのがたくさんあるなぁ。フランス暴動 階級社会の行方が読みたい!とかってなんか硬派っぽく言いたいですけど、ほんとは文化系女子カタログが読みたい。ツンデレ好きなんで、ってまったく関係ねーし。もちろん、フランス暴動も読みたいですよ、スラヴォイ・ジジェク懐かしいな。"フランスにおける暴力についての非PC的省察"ですよ。読みたいですよ。小澤英実の"アカデミシャン女子に花束を 愛と知について語るときに私(たち)が語ること"も読みたいですよ。てか、最近はいろんなものがもう等価。差別化とか、なんかもう、むなしい、と言うか、さすがにいい加減、振り回されるのには飽きた、疲れた。なんて、言い訳めいた青臭いことを書いてるのが、いまだ差別化から逃れられてない証拠のような気もしますけど、そういうのもキリがないからね。んで、とりあえずバックナンバーは買おう。んで、だいぶユリイカの話が多めになっちゃったんですけど、中島らものインタヴューが面白かったってことを書きたかっただけなんですよ。ほんとは。
"あの,太極のマークありますよね。陰陽のマーク。「陰中陽有リ,陽中陰有リ」という。要するに世界は光と蔭でできてるんだということで。ただおれは光寄りのほうでいようといつも思っています。だから作るものも,どうせ作り物なんだから,何も人を嫌な気分にさせるようなものは絶対作らない。読んで元気がでるようなもん作ろう,あるいは,「ようこんなバカなこと書くな」みたいなものにしようというのは,自分の鉄則ですね。文学でつらい苦しいものが多いですけれども,自分の苦しみとか,悩みとかを人になすりつける行為は,金をとる資格はないと思います。光をきわ立たせるためには,陰も必要ですから,それでメランコリーも必要ではあるんですけれども,そればっかりの作品というのは自分では読みたくないですね。太宰治なんか読みたくないですね。"



ご冥福を!